制球難が改善、7月は月間防御率2.25と安定
アスレチックスは19日(日本時間20日)、藤浪晋太郎投手(29)がマイナー投手と1対1の交換トレードで、オリオールズへ移籍すると発表した。
藤浪は昨オフ、ポスティングシステムを利用し阪神からアスレチックスに移籍。メジャー1年目の今季は、ここまで34試合に登板し5勝8敗3ホールド、防御率8.57の成績を残している。
入団当初は先発ローテーションの一員として期待されたが、制球に苦しみ打ち込まれる試合が続いた。救援に配置転向後もしばらくは防御率10点台越えが続くなど不安定だったが、6月に入ると徐々に安定。7月は月間防御率2.25を記録し、直近は11登板連続で無四球と課題だった制球も安定していた。
移籍先となるオリオールズは、この日のドジャース戦に勝利し今季通算58勝37敗で強豪揃いのア・リーグ東地区でレイズを抜いて今季初めて首位に立った。勝率.611はア・リーグ全体でトップ。ワイルドカードも含め、リーグで最もポストシーズン(PS)に近い位置につけている。借金44のアスレチックスから貯金21のオリオールズへ電撃移籍。藤浪のポストシーズンデビューに期待が膨らむ。