【第94回都市対抗野球大会・2回戦】
○ 王子 2 - 0 明治安田生命 ●
(22日・東京ドーム)
王子(春日井市)は4強入りを果たした2015年以来8年ぶりに準々決勝進出を決めた。ホンダ鈴鹿からの補強選手・井村勇介投手(26)が3安打完封で、チームの8強入りに大きく貢献した。
最後の打者を打ち取ると、井村は右拳を握りしめた。女房役・細川とグータッチを交わし、ナインと喜びを分かち合った。2点リードの9回。一死から四球と安打で得点圏に走者を背負ったが、5番・永廣を右飛、最後は野村を二ゴロに打ち取ってゲームセット。スコアボードに9つの「0」を並べた右腕は「途中から低めにボールがいってくれて、ゴロが取れた。自分の持ち味がしっかり出せたので、この結果につながったのかなと思います」と131球の完封劇に笑顔を見せた。
都市対抗初白星を完封で飾り「チームの一員に今日でなれたのかなと思うので、この後もしっかり勝てるように頑張っていきたい」。19年ぶりの優勝へ、井村の快投はチームをさらに勢いづけるだろう。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)
○ 王子 2 - 0 明治安田生命 ●
(22日・東京ドーム)
王子(春日井市)は4強入りを果たした2015年以来8年ぶりに準々決勝進出を決めた。ホンダ鈴鹿からの補強選手・井村勇介投手(26)が3安打完封で、チームの8強入りに大きく貢献した。
最後の打者を打ち取ると、井村は右拳を握りしめた。女房役・細川とグータッチを交わし、ナインと喜びを分かち合った。2点リードの9回。一死から四球と安打で得点圏に走者を背負ったが、5番・永廣を右飛、最後は野村を二ゴロに打ち取ってゲームセット。スコアボードに9つの「0」を並べた右腕は「途中から低めにボールがいってくれて、ゴロが取れた。自分の持ち味がしっかり出せたので、この結果につながったのかなと思います」と131球の完封劇に笑顔を見せた。
都市対抗初白星を完封で飾り「チームの一員に今日でなれたのかなと思うので、この後もしっかり勝てるように頑張っていきたい」。19年ぶりの優勝へ、井村の快投はチームをさらに勢いづけるだろう。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)