ニュース 2023.07.22. 18:20

元オリックス、中日の三菱重工East・武田健吾が2試合連発!「素直に嬉しいです」2試合で打率8割超え

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三菱重工East・武田健吾外野手
【第94回都市対抗野球大会・2回戦】
○ 三菱重工East 8 - 0 東芝 ●
(22日・東京ドーム)

 三菱重工East(横浜市)は15安打8得点の猛攻で東芝(川崎市)を下し、4強入りを果たした2017年以来6年ぶりにベスト8進出を決めた。かつてオリックス、中日でプレーした武田健吾外野手(29)が2試合連続となる一発を放つなど、4安打全5打席出塁の活躍を見せた。

 打った瞬間の確信弾だった。7点リードの7回。先頭の小柳がレフトへソロを放つと、続く武田は139キロを完璧にとらえた。相手外野手が一歩も追わないほどの強烈な当たりは、左翼スタンド上段へ。NTT西日本(大阪市)との1回戦に続く2試合連続アーチとなった。

 自由ヶ丘高から2012年ドラフト4位でオリックスに入団し、19年のシーズン途中に中日にトレード移籍。21年に戦力外通告を受け、翌22年から三菱重工Eastに加入した。前回大会はENEOS(横浜市)の補強選手として都市対抗に出場し、優勝を経験。自チームとしては初めての都市対抗となった今大会は、ここまで計2試合で7打数6安打2打点、打率8割5分7厘と驚異的な数字を残している。好調をキープしている男は「まさかこんなに打てるとは思っていなかったので素直に嬉しいです」と笑顔で振り返った。

 次戦は23日の第3試合、4強入りをかけて王子(春日井市)と対戦する。武田は「明日も三菱重工Eastらしく全員で全力プレーで戦っていきたい」と力強く宣言した。

取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)
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