育成ドラ1が支配下を勝ち取る
DeNAは23日、上甲凌大捕手を支配下登録すると発表し、記者会見を横浜スタジアムにて行った。
上甲は2022年育成ドラフト1位で入団。今季イースタン・リーグで打率.286、ホームラン3、15打点と打てるキャッチャーの前評判通りの活躍を見せ、晴れて支配下登録を勝ち取った。
スーツに身を包んだ上甲は「すぐ母に連絡して、喜んでくれたのが一番嬉しかったです」と第一声。
吉報は「昨日の朝に球団の人から」知らされたと明かし「鳥肌がたちました」と喜びを表現。「7月の末までと自分でも分かっていたので、嬉しかったです」と続けた。
女手一つで育ててくれた母には「シンプルに支配下になったよ」と伝えると「泣いていたので、泣いてくれるくらい嬉しかったと思うと(こちらも )嬉しかったです」と笑顔。
セールスポイントは「守備もプロに入って成長することができたと思うんですけど、一番の武器は他の人にはないパンチ力だと思うので、それを磨いていければなと思います」と自慢の打棒をさらにブラッシュアップすると宣言。その上で「とにかく後半戦、一軍の優勝の戦力として貢献できるように頑張っていきたい」とこれからの夢を掲げていた。
戸柱恭孝、伊藤光に加え、今年は山本祐大も成長。ファームでも有望株が目白押しのベイスターズ捕手陣に、左打ちのスラッガーが新風を吹かせる。
取材・文・写真 / 萩原孝弘