東都大学野球春季リーグ戦の個人タイトル表彰式が23日、都内のホテルで開催された。亜大のドラフト候補・草加勝投手(4年・創志学園)は最優秀投手賞、ベストナインを初受賞した。
昨秋は防御率0.29で最優秀防御率のタイトルを獲得し、敢闘賞にも輝いた右腕は、今春のリーグ戦では9試合に先発。リーグトップの6勝は全て完投での白星、そのうち4試合で完封勝利を挙げ、防御率1.52をマークした。驚異のスタミナで圧巻の数字を残し、投手2冠に輝いたエースは「自分の個人のタイトルというよりはチームの勝利を最優先に考えた結果、最優秀投手賞とベストナインの受賞につながったと思います。1戦目は全て任せていただいて、結果的に6勝できたことはすごく自信になりました」とうなずいた。
リーグ戦終了後は侍ジャパン大学代表に選出され、7月上旬に米国で開催された第44回日米大学野球選手権大会では2試合に登板。先発を任された2戦目はメジャー予備軍の強打者に本塁打を許し「抜けた失投をホームランにされた。1試合の中で失投をなくしていかないといけないと感じた」。課題を痛感したが「青学大の常廣や下村、東洋大の細野たちはしっかり自分で考えて試合を作っていたので、自分も見習っていかないといけないと感じた」と普段はライバル同士のピッチャー陣から学ぶ場面もあり、国際大会での経験を今後の糧にすることを誓った。
プロ入り、そして上のステージで活躍することを目標に掲げる152キロ右腕は「秋も自分が活躍して、まずはチームを1部に残さないといけない。球種が分かっていても打てないボールを投げたいという目標もあるので、秋に向けてしっかり準備したいです」。ラストシーズンも戦国東都で無双し、実りの秋にしてみせる。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)
昨秋は防御率0.29で最優秀防御率のタイトルを獲得し、敢闘賞にも輝いた右腕は、今春のリーグ戦では9試合に先発。リーグトップの6勝は全て完投での白星、そのうち4試合で完封勝利を挙げ、防御率1.52をマークした。驚異のスタミナで圧巻の数字を残し、投手2冠に輝いたエースは「自分の個人のタイトルというよりはチームの勝利を最優先に考えた結果、最優秀投手賞とベストナインの受賞につながったと思います。1戦目は全て任せていただいて、結果的に6勝できたことはすごく自信になりました」とうなずいた。
リーグ戦終了後は侍ジャパン大学代表に選出され、7月上旬に米国で開催された第44回日米大学野球選手権大会では2試合に登板。先発を任された2戦目はメジャー予備軍の強打者に本塁打を許し「抜けた失投をホームランにされた。1試合の中で失投をなくしていかないといけないと感じた」。課題を痛感したが「青学大の常廣や下村、東洋大の細野たちはしっかり自分で考えて試合を作っていたので、自分も見習っていかないといけないと感じた」と普段はライバル同士のピッチャー陣から学ぶ場面もあり、国際大会での経験を今後の糧にすることを誓った。
プロ入り、そして上のステージで活躍することを目標に掲げる152キロ右腕は「秋も自分が活躍して、まずはチームを1部に残さないといけない。球種が分かっていても打てないボールを投げたいという目標もあるので、秋に向けてしっかり準備したいです」。ラストシーズンも戦国東都で無双し、実りの秋にしてみせる。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)