止められぬ負の連鎖
ソフトバンクは痛恨のサヨナラ負け。15連敗した1969年以来となる、11連敗を喫した。
先発の板東湧梧は2回、二死から3連打を浴び2失点。それでも5回4安打2失点と試合を作り、アストゥディーヨの逆転2ランで勝利投手の権利を得た。6回、山口航輝の場面で登板した3番手の大津亮介が痛恨の同点ソロを浴び試合は振り出しに戻った。
再び勝ち越し点を奪いたい攻撃陣だったが、7回以降は4イニングで3度先頭打者が出塁するも、走塁ミスなどもありゼロ行進。7回は一死満塁で4番・中村晃が痛烈な打球を放ったが、ヒット性のライナーは右翼手の正面をつき三走・周東佑京はタッチアップできず。いい当たりが相手野手の正面をつくなど運にも見放された。すると3-3のまま迎えた延長10回裏、7番手の津森宥紀が二死からサヨナラ打を浴び万事休す。
23日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した谷繁元信氏は「今日も打順を変えてなんとか点が取れるようにベンチも動いてやってるんですけども、今日は点を取ったとはいえそれが逆になかなかつながらなかったですね」と振り返り、「今日試合を見ているとどうしてもどこかでミスが出るんですよ。やっぱり、連敗中というのはそういうことが全部重なるから、これだけ連敗すると思うんですよ」と、負の連鎖に陥っていることを指摘した。
「なので、いつもやっていることをもう一回、しっかり準備をして試合に臨む。もう、これしかないと思うんですね」と語り、「明日は佐々木朗希ですか…厳しいですけど頑張ってほしいですね」と連敗ストップへの期待を込めた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』