ロッテの西村天裕

○ ロッテ 2x - 1 ソフトバンク ●
<13回戦・ZOZOマリン>

 ロッテは0-1の9回にソフトバンクの守護神・オスナから角中が第5号逆転2ランを放ちサヨナラ勝ち。後半戦、最初のカードを3連勝で貯金を今季最多の「13」とし、敵地・PayPayドームでの開幕3連戦は3連敗を喫したが、後半戦の開幕カードとなった本拠地・ZOZOマリンスタジアムで3連勝とやり返した。

 0-1の9回、オスナに対し、先頭の4番・ポランコが二塁打で出塁し、二塁走者に代走・小川を送る。続く山口の遊ゴロで三塁へ進んだが、岡の投ゴロでスタートを切った三塁走者・小川が三本間に挟まれ、三塁ベース上でタッチアウト。一死三塁から二死一塁となり、マウンドには昨季までロッテでプレーしていたオスナということを考えれば、ほぼ敗戦に等しい状況になった。ここで途中代走から出場していた和田というところで、ロッテベンチは角中を代打に送る。その角中が1ストライクからオスナが投じた2球目の152キロストレートをマリーンズファンの待つライトスタンドに放り込み、“サヨナラ”という形でベンチの期待に応えた。

 劇的なサヨナラ勝ちで勝利を収めたロッテ。角中が表のヒーローならば、9回から登板し、1イニングをわずか8球に抑えた西村が裏のヒーローだろう。

 西村は0-1の9回に登板すると、先頭の栗原を初球のストレートで二ゴロ、続く谷川原を2球目のスプリットで遊飛と、わずか3球で簡単に2アウトとした。三森に2ボール0ストライクとボールが先行したが、ここから3球連続で空振りを奪い空振り三振。1イニングを打者3人・わずか8球でサヨナラへの流れを作った。

 3月にトレードで日本ハムから加入した西村は、入団会見で「去年までは三振にこだわりはありましたが、そこに執着しすぎるとカウントを苦しめることが多かったので、今はアウトの取り方にこだわっています」と今季から“アウトの取り方”にこだわっている。

 アウトの取り方にこだわるようになったきっかけは、阪神・青柳晃洋が関係。

 「阪神の青柳と自主トレを一緒にやっていて、三振狙いにいって力んでフルカウントになって自分で苦しくなるんだったら、簡単にアウトを1個ずつ取っていって簡単に終わった方がいい、中継ぎだったら何日も連続で(登板が)続く。“球数少なく終えられるといいよね”という話から始まって、球数できるだけ少なく、ここぞという場面で三振が取れればベストだなという感じですね」。

 開幕から少ない球数で抑えていき、4月8日の取材で「球数少なかったり、最初は球数を費やせずにいい感じに抑えられていた。この間の登板(4月6日の日本ハム戦)はフルカウントまで行ってしまいましたけど、アウトになっている。いいかなと思います」と話せば、5月5日の取材では「15球くらいで終われているので、まだできているかなと思います」と振り返った。

 7月1日の取材でも「(球数少なく)できている時はいいですし、昨日(6月30日の楽天戦)は多かったんですけど、自分の持ち味を出せているのかなと思うので、しっかり良いことを継続していきたいと思います」と話している。

 7月に入ってから1イニング15球以上の登板が続いていたが、久しぶりに“少ない球数”で1イニングを投げ終えた。球数少なく、テンポよく3人で打ち取ったことがサヨナラ劇を呼び込んだと言えるだろう。非常に価値のある8球だった。

取材・文=岩下雄太

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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