＜第94回都市対抗野球 準決勝＞
○　ヤマハ（浜松市） 2 ー 0 王子（春日井市） ●

　24日に東京ドームで行われた第94回都市対抗野球・準決勝のヤマハ（浜松市）と王子（春日井市）の“東海対決”は、2-0でヤマハが勝利し決勝進出を決めた。

　ヤマハは、準決勝まで本大会通算1失点だった王子から先制点を奪うと、5人の投手の継投で王子打線を完璧に抑え込んだ。ヤマハの室田監督は、先制点となった舟久保秀稔のショートへのゴロで三塁ランナーの前野幹博がホームへスタートを切ったことについて、「ギャンブルスタートだった」と明かし、「初回から走ったり、スチールをしていったりしたので、相手が警戒してくれた。（王子の先発投手）井村は、普通に打っても打てない良いピッチャー。どんどん仕掛けていこうとやった結果がこうなった」と振り返った。

　そして、決勝進出について、「一戦ずつやってきたらやっとここまで来た。あんまり先を考えずに、一戦一戦やってきた」と喜ぶ素振りを見せず、冷静な表情で語った。25日の決勝戦の相手は、東海地区第1代表決定戦で敗れたトヨタ自動車。予選では、1イニングにミスも絡んで6失点を許し、そのまま勝負が決まった。

　トヨタ自動車との決勝戦に向けては、「なんとか勝ちたい。勝つならロースコア、負けるなら大敗だと思う。しっかり守ってミスなくいければ。とにかくミスがないように」と33年ぶり4度目の優勝に向けて力強く決意した。

（ニッポン放送ショウアップナイター）