2023.07.27 18:00 | ||||
中日ドラゴンズ | 1 | 終了 | 2 | 横浜DeNAベイスターズ |
バンテリンドーム |
「共倒れになってしまう可能性」
DeNAは27日、敵地での中日戦に2-1で勝利。1点を争う投手戦の最後を締めくくった森原康平が、移籍後自身初セーブを挙げた。
1点リードの9回、最終回のマウンドには不振で守護神から外れた山﨑康晃ではなく森原康平が上がった。2日前にはセーブシチュエーションで打ち込まれた森原だったが、この日は先頭のダヤン・ビシエドを右飛に打ち取ると、続く後藤駿太はオール直球で3球三振に。最後の福永裕基も二ゴロに打ち取り、わずか8球で3年ぶりのセーブを挙げた。
危なげない投球でリベンジを成功させた森原について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』にて番組MCを務めた野村弘樹氏は「今日は3人できっちりと抑えてくれましたね」と称賛。そのうえで「山﨑康晃が配置転換というところで、森原で行くのか、流動的に行くのか。どう見ますか?」と出演した解説陣に投げかけた。
様々な意見が飛び交う中、館山昌平氏は「ヤクルトもマクガフ投手がいなくなった時に、清水投手が抑えになるんじゃないかという話があったんですが……」と古巣の話を出しながら、「全員が配置転換されてしまうと、共倒れになってしまう可能性がある。なので、ここは経験者の森原投手に託したというところがあるんじゃないかなと」とコメント。
DeNAではセットアッパーとして実績のある伊勢大夢がいるが、クローザーは未経験。ヤクルトもセットアッパーの清水昇が候補に挙がりながらも9回は田口麗斗が担当しているように、DeNAもセットアッパーは動かさずに固定することを優先し、かつて楽天で抑えの経験がある森原を抜擢するに至ったのではないかと解説した。
野村氏は最後に「山﨑康晃が上がってくれば一番いいんでしょうけど、現状はやはり森原で行くと思うので頑張って欲しいですね」とし、“急造守護神”にエール。ここから勝負の8月・9月に入る中で、DeNAの守護神起用はどうなっていくのか、大きな注目ポイントとなりそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』