現役時代の青木宣親氏 (C) Kyodo News

◆ 真中氏が見た「覚悟」

 ヤクルトは28日、本拠地でのDeNA戦に4-5で逆転負け。6回に代打・青木宣親の3ランで流れを引き寄せたものの、8回に清水昇がつかまり試合をひっくり返されてしまった。

 球場の盛り上がりが最高潮に達したのが6回裏のシーン。相手先発・東克樹から一死一・二塁のチャンスを作ると、8番のサイスニードに打順が変わったところで代打・青木宣親が登場。3球目の速球を完璧に捉えると、打球はライトスタンド中段まで届く逆転3ランとなった。

 41歳の大ベテランは26日の広島戦で頭部に死球を受け、負傷交代となったばかり。状態が心配されながらも登録抹消されることなく一軍に帯同を続け、頭部死球以来となる打席で“一発回答”を決めてみせた。

 28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣も、不死鳥のごとく舞い戻った大ベテランのひと振りには驚きながらも賛辞の言葉を送った。

 なかでも球団OBの真中満氏は「覚悟がありますよね。次ぶつかってもいいというくらいの気持ちで踏み込んで行っている」と不屈の闘志を強調しながら、「普通はひるむじゃないですか。しかも左投手のボールということで余計に怖い。少しでもひるんだら打てないようなボールだったんですが、それを踏み込んで打ったところに青木の“生き様”を感じましたよね」と称えた。

 しかもこの3ランにより、青木は通算1000得点という快挙も達成。記念のプレートを受け取ると、笑顔でファンの大歓声に応えた。

 この試合は落としたものの、41歳が魅せた不撓不屈の姿勢はチーム全体に大きな影響を与えることだろう。7月最後の3連戦、残り2つを取って8月攻勢に向かいたい。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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ベースボールキング編集部

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