ニュース 2023.07.30. 10:00

ヤクルト・青木宣親、2014年のエンゼルスとのプレーオフを振り返る 「勢いって凄く大切だなと感じた」

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ロイヤルズ時代の青木宣親
 大谷翔平が所属するエンゼルスは久しぶりのプレーオフ進出に向け、まだまだ巻き返し可能な位置に付けている。最後にエンゼルスがポストシーズンに進出したのは9年前の2014年。当時のエンゼルスはアメリカンリーグ最高勝率の.605(98勝64敗)を記録し、5年ぶりの地区優勝を決めて圧倒的な強さを誇っていた。

 現在41歳、大ベテランの域に達しているヤクルト・青木宣親は現役プロ野球選手の中で唯一、『プレーオフ』のエンゼルスタジアムの雰囲気を知る男だ。

 カンザスシティ・ロイヤルズでプレーしていた当時メジャー3年目の青木はエンゼルスと地区シリーズで対戦。「あの時はエンゼルスが優勝候補と言われていた』と話す様に、当時のチームにはアルバート・プホルスや元巨人のマット・シューメーカー、23歳だったマイク・トラウトらがチームの中心として活躍していた。

 2014年のMVPにも輝いたマイク・トラウトについて「アメリカではよくある事ですけどマイナーから上がってきて、なんだこいつみたいな。いきなり上がって来て凄いやつが来たなと」と印象を語った。

 しかし試合は、ワイルドカードを勝ち上がり、波に乗っていたロイヤルズがエンゼルスをスイープ。「エンゼルスが優勝出来る力があると言われていた中で、ウチが3連勝で下馬評を覆した。その辺まで行くと力が拮抗してるから、勢いがある方が勝てる可能性はある。流れとか、勢いって凄く大切だなと感じた」という言葉通り、その後一気にワールドシリーズまで駒を進めた。

 惜しくも世界一は叶わなかったが、当時ロイヤルズでチームメイトとして共に戦ったマイク・ムスタカスは、現在エンゼルスで中軸を打つ。「彼は凄くナイスガイ。さすがに今は連絡は取ってないけどね」と笑顔で話してくれた。

 かつてのチームメイトが大谷翔平と共に奮闘する姿に、刺激を受けている。28日のDeNA戦では通算1,000得点の快挙も達成。衰え知らずの安打製造機・青木宣親に今後も目が離せない。

(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)

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