リリーフ転向後3戦連続の無失点投球
オリックスは29日、敵地での日本ハム戦に4-3で勝って連敗を3でストップ。1点リードの9回も一死満塁と一打逆転サヨナラ負けというピンチを迎えたが、最後は平野佳寿が併殺で大ピンチを切り抜けた。
序盤から試合が動く展開の中で、終わってみれば得点は両軍とも先発投手から奪ったもの。両軍のブルペン陣はピンチこそ作りながらも、相手に1点も与えずにしっかりと役割を果たしている。
特にオリックスの2番手として登板した山岡泰輔はこの日がリリーフ転向後3試合目の登板となったが、2回を被安打2で無失点の好投。29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣も「試合を締めるピッチング」とその働きぶりを称えた。
番組に出演した坂口智隆氏は山岡について「先発の時から立ち上がりがすごく上手だなと思って見ていた」と印象を述べ、「やはり1~2回の短いイニングだと打てる球が少ない。流れを切るのにもってこいのピッチャーじゃないかなという感じを受けますね」と解説。試合の空気を一変させる投手として、リリーフでの活躍ぶりに太鼓判を押した。
また、同じく番組に出演した大矢明彦氏は「自分でも手応えを感じていると思いますよ」とこの3試合の好投を振り返りながら、「ショートイニングだとより気合いも入った状態で投げて行ける。これを経てまた先発に戻るとなった時にも、より自信を持って行けると思います」と語り、リリーフとしての経験が成長の糧になると強調した。
オールスター明けは2連勝の好スタートを切りながら直近では3連敗を喫していただけに、この白星をキッカケに再び上昇気流に乗っていきたいところ。
そのためにも、カード勝ち越しで7月を締めくくることができるか。30日の日本ハム戦は首位・オリックスにとって大きな一戦となりそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』