今季7試合登板で2勝4敗
巨人・菅野智之とヤクルト・山野太一の投げ合いとなった一戦は、僅かの差でヤクルトに軍配が上がった。
菅野は前回登板で1死しか取れず6失点のリベンジを結果とした果たせなかったが、初回から持ち前の投球術で、ヤクルト打線に連打を許さぬ好投を続けた。7回に初の長打に初四球から内野ゴロの間に先制点を許したが、8回を投げきり108球、被安打6で最少失点に抑えた。
今シーズン最長の8回まで踏ん張った菅野に対し、1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した達川光男氏は「今年はちょっと勝運がないですよね。最多勝を獲ったときなんかは、味方が1点も取ってくれなかったら0点で抑えるという“負けない”ピッチャーだったんですが、ちょっと今年は負けるピッチャーになっている」と心配げに解説。「これから2勝4敗が8勝4敗になるようであれば、ジャイアンツのAクラスの可能性が見えてくるんじゃないですか」と今後の連勝に期待した。
同じく解説の坂口智隆氏は「彼の左バッターのちょっと高め気味に投げるカットボールを意図して投げられるのは本当に菅野投手ぐらいなんじゃないかなと僕は思うので、これからもこういうピッチングを続けていけば、勝運にも恵まれてくると思います」と今日のような内容なら自然と勝ち星もついてくると断言した。
またMCを務めた谷繁元信氏は「菅野が勝っていかないと、巨人の浮上もないと思うんでね」と右腕の責任の重さを指摘していた。
今季7試合登板で2勝4敗の菅野智之。この先の快進撃はあるのかにも、注目していきたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』