○ 広島 4 － 2 DeNA ●
＜17回戦・マツダスタジアム＞

　広島は苦しみながらも連敗を「3」でストップ。貯金は再び「12」となり、中日に敗れた首位・阪神とのゲーム差を「1」に縮めた。

　広島打線は初回、一死一、三塁の好機を作り、4番・上本の右前適時打で先制。2回は7番・小園の中越え二塁打などで一死三塁とし、9番・森の遊ゴロの間に三走・小園が2点目のホームを駆け抜けた。森にとってはこれがプロ初打点。自らのバットで今季4勝目を手繰り寄せた。

　3回以降はなかなか追加点を奪えなかったが、1点リードの8回は二死満塁とし、代打・松山が投手のグラブをかすめるラッキーな適時内野安打を放ち貴重な3点目。続く小園も痛烈な右前適時打を放ち4－1とリードを広げた。

　先発の森は2回以降ピンチの連続も、大崩れせず自己最長の6イニングを8安打1失点の粘投。2点リードの4回は先頭から4連打を浴び1点を返されたが、なおも無死満塁の大ピンチを無失点で切り抜けた。

　1点リードの7回からは2番手・ターリー、3番手・島内が1イニングずつ無失点。3点リードに変わった9回は抑えの矢崎が1点を失ったが、なおも無死一、二塁のピンチを何とか凌ぎ、森は4勝目（1敗）、矢崎は21セーブ目（4勝0敗）をマークした。