○ 広島 4 － 2 DeNA ●
＜17回戦・マツダスタジアム＞

　DeNAは広島の6安打を上回る11安打を放ちながら2得点止まり。再三の拙攻が響き、ヤクルトに勝利した4位の巨人に再び0.5差に迫られた。

　DeNA打線は2点を追う4回、広島先発・森に対し、先頭の3番・宮﨑、4番・牧、5番・佐野、6番・大田が4連打。1点差に迫りなおも無死満塁と好機は続いたが、7番・大和は一飛、8番・山本は浅めの右飛に倒れるなど、次の1点が奪えなかった。

　6回まで続投した森に8安打を浴びせるも、奪った得点は1点。3点を追う9回は相手守護神・矢崎を攻め、代打・梶原の適時打二塁打で1点を返したが、なおも無死一、二塁の好機で1番・桑原は痛恨の二ゴロ併殺。桑原は初球からバントの構えはなく、強行策が裏目に出た。最後は2番・関根が遊ゴロに倒れ万事休す。計11安打を放ちながら2点しか奪うことができず、残塁は「9」を数えた。

　今季初勝利を目指し6月16日以来の一軍登板となった濵口は、立ち上がりの制球に苦しみ2回までに2失点。それでも3回から3イニング連続3者凡退をマークし、一死二、三塁のピンチを背負った6回も連続三振でゼロを刻んだ。しかし、味方打線の援護点は1点のみで勝利投手の権利は得られず。1点ビハインドの8回は3番手の入江が2点を失い、6回3安打2失点、5奪三振3四球の内容だった濵口は5敗目（0勝）を喫した。