「チェンジアップが非常に効果的でしたね」

　西武は2日、ソフトバンクとの試合（ベルーナドーム）に2－0で勝利。先発の與座海人が9回2安打4奪三振の快投で今季2勝目をマークした。
　
　與座は、ソフトバンク打線を相手に5回まで完全投球を披露。6回に先頭のリチャードに左前安打を浴び、この日初めての安打を許したが、続く周東を二ゴロ併殺。7回、8回も3人で抑えプロ2度目の完封を目指して9回のマウンドへ。危なげなく3者凡退で終えゲームセット。9回104球2安打無四死球、4奪三振の完封勝利で今季2勝目を挙げた。

　與座は試合後のヒーローインタビューで「テンポ良く、先頭打者を打ち取っていくことを意識して投球しました」と嬉し気に振り返った。

　見事な完封劇で2勝目を挙げた與座の投球について、2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の達川光男氏は「素晴らしい投球でしたね。アウトコースにインコース、高めに低め、速い球に緩い球と、高低・コースの使い分けができていたので、抑えるべくして抑えていましたね」と手放しで絶賛。

　続けて「投球のなかでチェンジアップが非常に効果的でしたね。チェンジアップが逆球になる場面もありましたけど、それでも打者のタイミングを外すことができていたので、それが好投につながりました」と與座の代名詞でもあるチェンジアップを絶賛した。

　與座の好投もあり、今季最短タイの2時間8分ゲームを制した西武は、これで同一カード2連勝。借金を「9」まで減らし、4位・楽天とのゲーム差は「1.5」まで縮まった。

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』