4回4被弾で6失点KO
ヤクルト投手陣が巨人打線の餌食となり2−9と大敗。巨人相手の連勝が5で止まるとともに、チームの連勝も3でストップした。
初回は巨人先発のフォスター・グリフィンを捉え2点先制と、昨夜の勢いを感じさせるスタートだったが、ヤクルトは先発の高橋奎二が誤算だった。
まずは坂本勇人に11号ソロを許し、4番の岡本和真も23号2ランで初回であっという間に逆転。2回にはルイス・ブリンソンの8号ソロ、さらに坂本が2打席連続の2ランを放ち、一気に4点差に離された。4回で降板した高橋の後のピッチャーも巨人打線の勢いを止められず、5回には坂本に続いて岡本和にもこの日2本目となる24号ソロを叩き込まれ、6回7回には内野安打と犠牲フライで加点されるなど、いいところなく終戦した。
4回4被弾で6失点KOの高橋奎二に対し、2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満氏は「ここのところ内容が良くないんですけど…」と7月26日の広島戦でも5回5失点で敗戦投手になったゲームも鑑みて渋い顔。
この日解説者として出演した達川光男氏も「去年、一昨年のストレートとは質がぜんぜん違う。どちらかと言うと浮き上がってくるストレートを投げていたと思うんですけれども、それが低めに沈むようなストレートなので、ぜんぜん浮き上がってこないので、ちょうどピッタリと合う」と4シームに伸びがないと分析。また「カーブでも腕がまったく振れていないので、バッターも(球種を)探しながら打てていると思いますね。チェンジアップとかは半速球になっているのではないですかね」と変化球についても本来の球質ではないと指摘した。
去年は8勝2敗とチームの優勝に貢献した左腕。ここから本来の姿を取り戻せるのにも注目だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』