自己最長6回を投げ切り4勝目
広島がDeNAに4−2のスコアで粘り勝ち。連敗を3で止めるとともに、首位阪神とのゲーム差を1に縮めた。
広島は初回、DeNA先発の濱口遥大と立ち上がりを攻め、菊池涼介のヒットに四球を絡めると4番の上本崇司がライト前にタイムリーで1点を先制。2回にも先頭の小園海斗小が二塁打でチャンスメイクすると、一死三塁からピッチャーの森翔平がショートゴロを転がし、小園をホームに迎え入れて2−0とした。
DeNA戦初登板の森は、2回3回と連続でスコアリングポジションにランナーを進められるも無失点で切り抜ける粘りのピッチング。4回にはノーアウトから4連打を浴びて1点を失うも、後続を断ち最少失点で踏ん張ると、最終的には自己最長の6回を投げ切り4勝目をマークした。
お立ち台では「なんとか耐えて抑えたので良かったです」と安堵の表情を見せた森について、2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満氏は「3連勝と絶好調になってきました」と称えつつ「今日は今まで投げたことのなかった6回」を投げ切ったことを、この日解説者として出演した達川光男氏に問いかけると「ファームでは完投したりしているので問題ないんです」とスタミナには太鼓判。
ピッチングスタイルには「とにかく腕の振りがいいので、DeNAに限らず各チーム、ボール球を振るケースが多いんでね、助かってますね」とメカニカル面にも賞賛を送った。
若手左腕の活躍で連敗を止めた広島。再び首位を狙う体制が整ってきた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』