久々の先発で惜敗もQS達成
DeNAが広島に2−4と惜敗。相手を大きく上回る11本のヒットを放ちながらもホームが遠く、連勝を逃した。
6月16日以来の先発マウンドを踏んだ濱口遥大だったが、初回先頭の菊池涼介のヒットから上本崇司にライト前にタイムリーで先取点を献上。2回にも先頭の小園海斗小の二塁打からピッチャーの森翔平にバットに当てられ内野ゴロの間に追加点を許した。
その後は3から5回までパーフェクトに抑えて立ち直ったが、6回には連続四球と嫌なムードのなか、最後は連続三振と“らしい”投球で役目を終えた。6回88球、被安打3、奪三振5、与四球3、失点2の内容に本人も「初回、2イニング目と得点を奪われてしまいましたが、以降は自分らしい投球ができました。いい所は継続し自信を持って調整していきたいです」と自己評価した。
2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満氏は「久しぶりの登板でした。今年なかなか結果が出ない中、今日はゲームを作ったなという感じなんです」と濱口に一定の評価。
しかし、この日解説者として出演した達川光男氏は「ただ勝てないピッチャーの典型的な先取点を取られるというね。立ち上がりがいつも悪いですよね」と厳しい一言。また「森に追い込んでからバットに当てられた緩いボール、カットボールかチェンジアップかよくわからないのですが、あそこは当てに来ているのだから、インサイドに速い球投げるとか何かして欲しかったですよね」と2回、森を追い込みながら甘く入った変化球について苦言を呈した。
最後に真中氏は「去年はね、8勝したピッチャーなのでもちろんモノはいいんですけど、今年はね乗り切れない。ただ今日はまずまずの内容でしたから、次回チャンスがあると思うので頑張って欲しいですね。ゲームは作れたのですから!」とフォローを忘れなかった。
去年はほぼローテーションで戦い抜き、今年も期待されていたがここまで未勝利で5敗と苦しんでいる左腕。真中氏のエールに応えることができれば、自分もチームも乗っていけるはずだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』