2023.08.05 18:00 | ||||
広島東洋カープ | 7 | 終了 | 3 | 読売ジャイアンツ |
マツダスタジアム |
対広島戦4カード連続負け越しの巨人に“難敵”出現?
巨人は5日、敵地での広島戦に3-7で敗戦。3位のDeNAとはゲーム差なしまで接近していたため、勝てば約1カ月半ぶりの3位浮上というチャンスだったが、投手陣が打ち込まれて連敗を喫した。
この日は戸郷翔征に次ぐ8勝を挙げている山﨑伊織をマウンドに送ったが、2回にマット・デビッドソンに2戦連発となる11号2ランを浴びて先制を許すと、3回にも坂倉将吾の適時打などで2失点。序盤からリードを拡げられてしまう。
終盤に吉川尚輝の適時打や岡本和真の27号ソロなどで反撃を見せるも、リリーフ陣も広島打線に捕まって点差を詰めることができず。3-7で敗れて2連敗となり、今季の対広島戦の成績は5勝12敗となった。
これで対広島戦は4カード連続の負け越し。難敵にまたしても煮え湯を飲まされる格好となった巨人だが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣は新たな“Gキラー”候補として注目の打者を挙げた。
それがこの日2戦連発となる先制点を放ったデビッドソン。対巨人の打率こそ.245も今季放った11本塁打のうち半数を超える6本を巨人から記録するなど、巨人戦では無類の強さを発揮している。
この状況について、番組に出演した坂口智隆氏は「何か合うんでしょうね」と切り出し、デビッドソンの印象には「小さい変化と言いますか、ちょっと動く球に対しては柔らかさがあるので打てるのかなと」とコメント。この日の先発・山﨑伊織のようなツーシームやカットボールを主体としたタイプが合うのではないかと解説した。
本塁打のみならず、打点を見ても今季30打点のうち巨人戦で14打点となっており、巨人にとってはまさに“天敵”と言える。
上位争いに踏みとどまって行くためには、大きく負け越している広島への苦手意識の払しょくが必要不可欠。その第一歩として、“デビッドソン対策”は大きなカギを握っている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』