なかやまきんに君が登場
6日に横浜スタジアムで行われたDeNA対阪神戦の試合前、ジェイコム湘南・神奈川が企画する応援するプロジェクト「GIMME YOUR POWER PROJECT 」のアンバサダーのなかやまきんに君が登場した。
背番号“29”のユニフォームを身にまとってマウンドへ向かったなかやまきんに君は、“筋肉あめ取りゲーム”を行うことを提案。するとファンフェスでも披露したことのある上茶谷大河が満を持して参加した。
“筋肉あめ取りゲーム”はボン・ジョヴィの「イッツ・マイ・ライフ」の曲に合わせて、きんに君がカゴに乗っている飴を任意のタイミングで投げ、ひとつでも紙コップでキャッチすれば受け手の勝利となるゲーム。上茶谷は上下左右に動きながらキャッチを試みたが、あまりにもかけ離れた場所に放られた飴は無惨にもすべてグラウンドに落下し、きんに君の勝利となった。
その後「芸能界最速」を目指すとした始球式を行ったが、残念ながら球速は71キロの結果に終わり無念の表情を浮かべた。しかし最後はユニフォームを脱ぎ、大胸筋に鈴を付けての三三七拍子で選手にエール。スタンドを埋めたファンの喝采を浴びていた。
投球後取材に応じたなかやまきんに君は「すごい多くのお客さんの中での投球だったので、やはり緊張しました」としたが「練習の成果はある程度出来たかなと思います」と満足げな表情。
球速については「そんなに遅かったですか? それは飴を投げたときの速度ですよね。始球式の速度はなんですか?」とまさかの遅さに納得行かない様子。「自分の中では100キロ位を出すのが目標だったので練習してきましたんで…71キロですか…」と悔しさを滲ませながら「プロの選手の球の速さはとんでもないとわかりましたね」と自分を言い聞かせていた。
この日のピッチングでドラフトにかかるかもという野望もあり「もしかしたらこの筋肉は戦力になるとの構想を考えられているのかなという目はしてました」と三浦監督の視線もしっかりと感じたと手応えも口にし、飴取りゲームについても「1番すごく隙のない動きをしていた。さすが野球選手」と上茶谷を絶賛。「これは取られるのではないかと最後の最後まで思っていた」と薄氷の勝利だったと明かした。
この日は子どもが主役のイベント「キッズスターナイト」ということもあり「学校でヤーとかパワーとかやっている子どもたちもいると聞いています。そんな子どもたちは夏休みなんで、思い切り身体を動かしてそして、ご飯をいっぱい食べて体調に気をつけて夏休みを楽しんでもらいたいと思います。パワー!!」と決め言葉を披露し、会見を締めた。
ゲームに始球式で、とびきり明るい笑顔でスタジアムを照らしたなかやまきんに君。子どもも大人も、また両軍のファンも関係なく、横浜スタジアムは盛り上がっていた。
取材・文=萩原孝弘