大阪大会の決勝で昨夏王者の宿敵・大阪桐蔭を撃破し、見事4年ぶりに甲子園出場を決めた履正社は大会2日目の7日、第2試合で鳥取商と対戦する。同校OBで、19年夏の甲子園優勝メンバーのDeNA・小深田大地内野手(20)が母校にエールを送った。
履正社はこれまで夏の大阪大会で大阪桐蔭に12連敗中(20年の独自大会除く)、夏の決勝では完敗した昨夏を含め4戦全敗だったが、今夏は宿敵をわずか3安打に抑える完封勝利。小深田は3年夏、準決勝打ち切りの独自大会で大阪桐蔭を破っているが「僕達が勝ったことは公式記録としては残っていないと思うので、素直に嬉しかったです」と後輩たちの活躍を喜んだ。
在学中は2年時に春夏ともに甲子園出場。19年夏の甲子園では「3番・三塁」で全6戦にスタメン出場し、悲願の甲子園初優勝に大きく貢献した。しかし翌20年は新型コロナウイルス感染拡大のため、出場を決めていた春のセンバツが史上初の中止。夏の甲子園も開催されず、史上初の春夏連続中止となった。
3連覇を目指す権利すらもコロナに奪われた当時は「岡田先生(前監督、現東洋大姫路高監督)も『この代は夏春夏3連覇できる』と言ってくれていたので、僕らもそのつもりでいた。どことやっても負けるつもりはなかったし、やりたかったという気持ちはありました」。それでも「プロに進むことが第一の目標だったので、大会が中止になって落ち込むとかはなかった。試合ができなくなってしまったので、もう少しあのメンバーで野球をやりたかったという思いはありましたけど、目標はプロ野球選手だったので。与えられた試合で、1打席1打席集中してやろうと思っていました」と前を向き、夢のプロ入りへひたすらバットを振り続けた。
努力が実を結び、小深田は20年ドラフト4位でDeNAに入団。夢だったプロの舞台に立ち、「結果を出さないと試合に出られない、とにかく結果を残さないと上にはいけないし、クビになる世界。今年は全く打てていないが、いい感じに乗ってきている。誰にでも調子の波はある中、シーズンが終わった後に打率3割に乗っているバッターがいいバッターだと思うので、残りのシーズンも変わらず打率3割を目指してやっていきたい」と現在は一軍昇格を目指し、ファームで汗を流している。
前日6日に行われたイースタン・リーグの巨人戦(ジャイアンツ球場)ではダメ押しとなる3号2ランの特大アーチをかけるなど、2安打2打点の活躍。母校へのエール弾を放った19年夏Vメンバーは「いろんなチームがいますけど、甲子園は打ってちゃんと守れば勝てる場所。注目選手が多いですけど名前に踊らされず、しっかりやれることをやれば大丈夫。大阪桐蔭のピッチャーもレベルが高かったはずなので、甲子園でも頑張ってほしい」と4年ぶり2度目の全国制覇を狙う後輩たちに期待を寄せた。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)
履正社はこれまで夏の大阪大会で大阪桐蔭に12連敗中(20年の独自大会除く)、夏の決勝では完敗した昨夏を含め4戦全敗だったが、今夏は宿敵をわずか3安打に抑える完封勝利。小深田は3年夏、準決勝打ち切りの独自大会で大阪桐蔭を破っているが「僕達が勝ったことは公式記録としては残っていないと思うので、素直に嬉しかったです」と後輩たちの活躍を喜んだ。
在学中は2年時に春夏ともに甲子園出場。19年夏の甲子園では「3番・三塁」で全6戦にスタメン出場し、悲願の甲子園初優勝に大きく貢献した。しかし翌20年は新型コロナウイルス感染拡大のため、出場を決めていた春のセンバツが史上初の中止。夏の甲子園も開催されず、史上初の春夏連続中止となった。
3連覇を目指す権利すらもコロナに奪われた当時は「岡田先生(前監督、現東洋大姫路高監督)も『この代は夏春夏3連覇できる』と言ってくれていたので、僕らもそのつもりでいた。どことやっても負けるつもりはなかったし、やりたかったという気持ちはありました」。それでも「プロに進むことが第一の目標だったので、大会が中止になって落ち込むとかはなかった。試合ができなくなってしまったので、もう少しあのメンバーで野球をやりたかったという思いはありましたけど、目標はプロ野球選手だったので。与えられた試合で、1打席1打席集中してやろうと思っていました」と前を向き、夢のプロ入りへひたすらバットを振り続けた。
努力が実を結び、小深田は20年ドラフト4位でDeNAに入団。夢だったプロの舞台に立ち、「結果を出さないと試合に出られない、とにかく結果を残さないと上にはいけないし、クビになる世界。今年は全く打てていないが、いい感じに乗ってきている。誰にでも調子の波はある中、シーズンが終わった後に打率3割に乗っているバッターがいいバッターだと思うので、残りのシーズンも変わらず打率3割を目指してやっていきたい」と現在は一軍昇格を目指し、ファームで汗を流している。
前日6日に行われたイースタン・リーグの巨人戦(ジャイアンツ球場)ではダメ押しとなる3号2ランの特大アーチをかけるなど、2安打2打点の活躍。母校へのエール弾を放った19年夏Vメンバーは「いろんなチームがいますけど、甲子園は打ってちゃんと守れば勝てる場所。注目選手が多いですけど名前に踊らされず、しっかりやれることをやれば大丈夫。大阪桐蔭のピッチャーもレベルが高かったはずなので、甲子園でも頑張ってほしい」と4年ぶり2度目の全国制覇を狙う後輩たちに期待を寄せた。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)