2023.08.09 18:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 2 | 終了 | 5 | 阪神タイガース |
東京ドーム |
「かなり手ごたえもあったんでしょうけど…」
巨人は9日、本拠地で迎えた阪神戦との試合に2-5で敗戦。負ければ自力優勝消滅がかかっていた巨人は、終盤7回に一時逆転する執念を見せたものの即座に追いつかれ延長戦に突入。最後は11回にタイラー・ビーディが力尽きた。
0-0で迎えた5回の攻撃だった。一死から打席に立ったルイス・ブリンソンが2球目の速球を捉え、大きな放物線を描いて外野の頭を超える当たりを放つ。
打球はフェンス上段に直撃して惜しくもスタンドには届かなかったものの、しかしここで走者ブリンソンは悠々と歩いていたためセカンドに進めず一塁ストップを余儀なくされてしまう事態に。その後二死から安打と盗塁で二・三塁にまでチャンスを拡大したものの、フォスター・グリフィンが空振り三振に倒れ結局無得点に終わってしまった。
延長の末に自力優勝が消滅してしまった巨人だったが、試合の展開を分けた場面として同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』ではブリンソンが見せた走塁が話題に。
番組MCを務めた真中満氏が「ピッチャーからすればセカンドに行くのとファーストに行くのでは全然違いますよね」と切り出すと、出演した五十嵐亮太氏も「まあそうなりますね。作戦面でも変わってくるでしょうし…気の緩みじゃないんですけど…まあかなり手ごたえもあったんでしょう」と言及。
現役時代通算823試合に登板したリリーフのレジェンドとして、得点圏に走者がいる時のプレッシャーを語りながらブリンソンの走塁判断の原因を指摘すると、真中氏も続けて「結果的にその後ヒットが出てきたりするんですよね。こういう所はちょっと緩みじゃないけど…まあ油断なく外国人でもやってほしい」とコメント。
結果論にはなるが二塁にいればその後の安打で本塁生還できた可能性もあったと語り、油断がきっかけで先制のチャンスを逃したと批評した。
同じく出演した笘篠賢治氏も「日本人とか外国人とか関係ないですから。やぱりチームとしてやるべき事をする。スタンドインしてから走るのを辞めればいいだけですから」と“怠慢走塁”を一刀両断。
また99年から02年まで広島で走塁コーチを務めた経験を振り返りながら「試合が全部終わった後にコーチも査定をやっていた」と選手の年俸査定に関する裏話について披露すると、「あれは全部マイナス」と同場面での走塁を評価。
最後に再発防止策として「やるべき事をやるかどうかも全部査定というか評価に含まれるんですよって事を全選手に言っといてやるべきなんですよ」と終始厳しい表情を浮かべながら語った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』