斎藤雅樹氏も「なかなかできない」と称賛
阪神は12日、京セラドーム大阪でのヤクルト戦に4-3でサヨナラ勝ち。5時間を超える熱闘は延長12回、佐藤輝明の犠飛によって決着がついた。
6回までに両軍で3点を奪い合い、以降は12回表までゼロが並んだ緊迫した一戦。その中で同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣は、10回表から阪神の3番手として登板した岩崎優に熱視線を送った。
一死から宮本丈に安打を許し、そこから連続四球で一死満塁という絶体絶命のピンチを迎える。ここでヤクルトはとっておきの代打・山田哲人を送り込んだが、岩崎は臆することなく腕を振って146キロのストレートで見逃し三振。続く中村悠平も速球で空振り三振に仕留め、この大ピンチを無失点で切り抜けた。
これには番組に出演した池田親興氏も「山田には3球三振ですよ。本当に連続四球を出した投手なのかなというようなピッチング。本当に素晴らしかったですね」と満塁になってからの変わり身を賞賛。
また、「表情も変わらないんですよね。最後にグラブをポンと叩いただけで」と左腕の“ポーカーフェイス”ぶりにも注目すると、斎藤雅樹氏も「普通はもう少しグッという感じになりますけど、岩崎はなかなか出ませんよね」と元投手目線からそのすごさを強調した。
岩崎の踏ん張りもあって、延長12回の熱戦を制してこれで9連勝。2位との差は「7」まで広がった。
安定した戦いぶりで“アレ”まで一気に突っ走るのか、首位を快走する阪神の動向から目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』