◆ 0-0の延長10回は守護神・マルティネスが登板
中日の柳裕也投手(29)が13日、本拠地・バンテリンドームでの広島戦に先発登板。9回121球、無安打無失点の快投を見せたが、試合は0-0のまま延長戦に入り、ノーヒットノーランの快挙を逃した。
柳は初回、先頭の小園を遊撃ゴロに打ち取ったが、遊撃・龍空の悪送球がカメラマン席へ入りいきなり無死二塁のピンチ。それでも、一死一、二塁で4番・西川を二ゴロ併殺に仕留め波に乗った。
2回以降は安定感抜群の内容でノーヒット投球を展開。7回は先頭打者に四球を与えたが、後続を退けゼロを刻んだ。ただ、味方打線も広島先発・遠藤の前に7回まで無得点。我慢の投球が続いた。
0-0のまま迎えた9回は四球と盗塁などで二死二塁としたが、3番・上本を中飛に退けガッツポーズ。9回まで一本のヒットも許さず27個のアウトを奪った。しかし、味方打線は9回裏も3者凡退で終わり、柳は9回121球、無安打無失点、5奪三振3四死球の内容で降板。ノーヒットノーランの快挙だけではなく、昨年9月6日の広島戦から6連敗となっている、本拠地・バンテリンドームでの久々の白星も逃す結果となった。