2023.08.13 17:00 | ||||
東北楽天ゴールデンイーグルス | 0 | 終了 | 1 | オリックス・バファローズ |
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池田氏は高い修正力を称賛
楽天は13日、本拠地でのオリックス戦に0-1で惜敗。先発した則本昂大は8回途中1失点に凌ぐ力投及ばず今季5敗目(6勝)を喫した。
7月16日のロッテ戦から4度の先発登板の内3回でHQS(ハイ・クオリティスタート)を達成するなど好調だった則本は、この日も初回に森友哉の犠飛で1点を失うものの、その後はスコアボードに「0」を並べていく。小気味良い投球で8回にもマウンドに上がったものの、一死から連打で一・三塁のピンチを招いた所でこの日はお役御免に。
その後はベンチから味方の逆転を待ったものの、打線がオリックス投手陣の前に沈黙しゲームセット。それでも則本は7.1回を投げ105球1失点、6安打3三振に無四球という堂々の投球でまたもHQSを達成した。
惜しくも力投が報われなかった則本だったが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した池田親興氏は「ピッチングとしては勝ち投手のピッチングですよ」と称賛。
続けて「簡単にランナーを出して、ヒットを打たれた訳ではないんですけども点を取られた」と初回について振り返るも「でもそこでカーッとならないで自分のピッチングをできる則本の修復力、そこは素晴らしかったですね」とコメント。
堂々たる内容で試合を作った則本の投球をねぎらうと共に、特に失点から即座に切り替えて冷静に投球を続けた高い“修正力”に賛辞を送った。
一時期は最下位にまで沈んでいたものの、現在は3位に3ゲーム差で4位につけている楽天。着々と借金を減らし順位を上げているチームの中で、先発ローテーションを引っ張るこの男が果たしている役割は大きい。
逆転CS進出、そして悲願の優勝に向け今後も則本の投球に注目したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』