○ レンジャーズ 12 － 0 エンゼルス ●
＜現地時間8月14日　グローブライフ・フィールド＞

　エンゼルスの大谷翔平選手（29）が14日（日本時間15日）、敵地でのレンジャーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場したが、3打数無安打2三振に倒れ打率は.303となった。エンゼルスは投打とも振るわず大敗。再び借金2となった。

　相手先発はメッツから今夏のトレードでレンジャーズに加入した通算212勝の右腕・シャーザー。2021年のオールスターゲームで1打席対戦（結果は二ゴロ）したが、レギュラーシーズンでの対戦は初めてとなった。

　一死無走者で迎えた初回の第1打席は、粘ったあとの内角カットボールにバットが空を切り三振。イニング先頭だった4回の第2打席は追い込まれたあとの低めカーブを振らされ2打席連続三振に倒れた。再び先頭だった7回の第3打席は、初球のチェンジアップに泳がされ三飛。巧みな投球術に翻弄され、シャーザーとのレギュラーシーズン初対戦は3打数無安打2三振に終わった。

　エンゼルスは打線全体でもシャーザーに11三振を喫するなど、見せ場なく1安打完封負け。投手陣は先発・サンドバルが3回途中5失点でノックアウトされ、大量ビハインドの8回は野手のエスコバーが登板し計12失点となった。

　ミス絡みで先制点を失った2回裏終了後には、ネビン監督がベンチ内を歩きながらナインに向かって激しい口調でゲキを飛ばす姿が映し出された。しかし、指揮官のゲキも虚しく敵地で大敗。今季通算59勝61敗で再び借金2となった。