2023.08.16 18:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 2 | 終了 | 3 | 福岡ソフトバンクホークス |
京セラD大阪 |
今季5勝のうち3勝が山本由伸から掴んだ白星
ソフトバンクは16日、オリックスとの試合(京セラD大阪)に3-2で勝利。先発で8回2失点と好投した有原航平が5勝目を挙げた。
有原は2回に、一死二・三塁のピンチを招き一塁手・中村晃の野選で1点を失うも最少失点で切り抜け、3回以降はテンポ良くアウトを重ね、4回から3イニング連続3者凡退をマーク。
8回は打球直撃の影響もあってか、一死から3番・中川圭太、4番・森友哉に連続二塁打を浴び1点差に迫られ、その後二死二塁のピンチで6番・紅林弘太郎にも左前打を許したが、左翼・近藤健介が本塁へストライク返球し同点生還を狙った二走・森をタッチアウトに仕留め1点リードを死守した。有原は8回113球、8安打2失点の力投で今季通算5勝目。うち3勝がオリックス戦となり、そのすべてが山本由伸との投げ合いでつかんだ白星となった。
好投を披露し見事5勝目を挙げた有原について、16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の齊藤明雄氏は「2回に点を奪われましたけど、3回の中川、森に対しての連続三振で有原らしく乗ってきたかなという感じがしました。3回までは球数多くなりましたけど、4回・5回と球数少なく行けたのが8回まで投球できた要因でしたね」と有原の好投を分析。
続けて「8回に腕に打球が当たった時点で降板するかと思いましたけど、気持ちで投げ切っての8回113球だったと思いますね」と気迫の投球を称賛した。
有原は今季、山本由伸とは4度対戦し3勝をマークするなどキラーぶりを発揮。3位・ソフトバンクにとって首位・オリックスは「8.5」ゲーム差とまだ遠い存在だが、巻き返しに向けこの試合は大きな1勝となった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』