主砲との勝負に敗れたエース
ヤクルト相手に連勝を目論んだDeNAだったが、エース今永昇太がまさかの背信投球。最終回に追い上げを見せたものの、6-8で痛い敗戦を喫した。
昨夜のトレバー・バウアーから勝利のバトンを託された今永だったが、2回には村上宗隆に先制の23号ソロホームラン、さらに中村悠平にもタイムリー二塁打を許し2点を献上。3回にも村上に右中間をライナーで抜かれる二塁打で追加点を許すと、5回にはホセ・オスナに浮いたチェンジアップをセンターへ運ばれの2点、再び中村にもタイムリー二塁打でこの回3失点。
本人も「甘くなった失投を打たれてしまいました。勝負球に意図を持って投げなければいけませんでした」とうなだれる投球内容で、結果5回を被安打9、与四球3、失点6でKO。6連勝目を目論んだゲームは真逆の目となり、自身12試合ぶりの2敗目を喫してしまった。
16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満氏は「村上選手に一発喰らってからちょっと流れが悪くなったのかなって感じですが…難しいボールをホームラン打たれてペースを乱したかな」と低めのツーシームを左中間スタンドへ運ばれた場面がターニングポイントになったと指摘。
すると解説として出演した齊藤明雄氏も「一番自信のある球を村上に弾き返されて、力で行くストレートが全部高めいって痛打されていたかなという感じですね」と同意し「今永らしくないピッチングに見えました」とOB目線で厳しめに分析した。
主砲との勝負に敗れたエースは、結果的にゲームも落としてしまう結果となった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』