ルーキーイヤー以来となる2ケタ・10勝目
DeNAは18日、本拠地での阪神戦に2-1で勝利。7回1失点の好投を見せた東克樹がリーグトップタイとなる10勝目(2敗)を挙げた。
初回にシェルドン・ノイジーの適時打で先制点を奪われた左腕だったが、2回以降はバックの好守にも助けられて徐々に修正。3回から6回まで一人の走者も許さぬパーフェクト投球を展開し、チームに流れを呼び込む。
すると打線が4回に宮﨑敏郎のソロで追いつき、同点で迎えた7回表は足をつりながらも一死満塁のピンチを無失点で脱出。思わず飛び出したガッツポーズに再び打線が奮起し、二死一塁から山本祐大が適時二塁打を放ってこれが決勝点となった。
試合後、お立ち台で「足がつっていて痛かったんですけど、コーチに“ここは僕が行かせてください”と伝えて、何としてもこの回をゼロで抑えようという思いで頑張りました」と7回のシーンについてコメント。
これには18日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた高木豊氏も「頑張りましたね。本当に良い試合。それを演じたのは東」と気迫の投球を見せた左腕を称える。
同じく番組に出演した齊藤明雄氏も「四球がなしということで、本当にテンポよくリズムよく投げていた。自分のボールに自信を持って投げている感じに見えました」とチーム最多10勝目を挙げた背番号11の頼もしさを強調。
また、志願して7回を投げ抜いたというコメントについても、「自分で行かせてくれと言ったと。それがあって味方打線が援護をしてくれて、勝ち投手になれたのではないかなと」と語り、マウンドで魅せた“執念”が打線にも好影響をもたらしたのではないかと付け加えた。
前回はホームで3連敗を喫した相手に、まずは1勝。この勢いを第2戦以降も持続していきたいところだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』