高卒ルーキーの1年目の本塁打は球団史上7人目
巨人は18日、敵地での広島戦に5-4で逆転勝ち。「7番・右翼」で先発出場した高卒ルーキー・浅野翔吾がプロ初アーチとなる反撃の2ランを放った。
期待のドラフト1位ルーキーが打線に火をつけた。0-3で迎えた5回表、1ストライクから相手先発・森翔平のカットボールを振りぬくと、高々と舞い上がった打球はそのままレフトスタンドへ。通算9試合目の出場で、嬉しいプロ初本塁打をマークした。
初めてお立ち台に登った18歳は「まさかホームランを打てると思っていなかったので、とても嬉しいです」と喜びを語った直後、「一軍でやらせてもらっている以上、“18歳だからしょうがない”とか、そういったことはないと思う。しっかり勝利に貢献できるように頑張って行きたい」と頼もしく意気込みを語った。
18日放送CSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた高木豊氏は、そのヒーローインタビューを受けて「謙虚だね」とひと言。
続けて「名前を挙げると王さん(=王貞治)とか、松井秀喜とかそうそうたるメンバーなんですよ」とし、球団史上7人目の“高卒ルーキーの1年目の本塁打”という快挙の価値を強調した。
また、同じく番組に出演した坂口智隆氏は「打席での風格や体つきは何年もやってきた選手のよう。ただ、笑った顔とかしゃべっている顔を見ていると、若いなと思いますよね」と浅野の印象を語りながら、待望の第1号を祝福。
一方で、齊藤明雄氏は「プロのスピードや球のキレに、“こんなはずじゃなかった”とやられていたと思う」と1年目ならではの苦労を推察しながら、「この1本のホームランで自信をつけて、率も残しそうな感じがしますよね」と今後のさらなる活躍に期待を寄せた。
最後は、決勝打を放った岡本和真とのツーショットに「良い兄貴、弟という感じ。“師弟コンビ”ができたのではないかなと」と齊藤氏。
和製大砲コンビが上位進出を目指す巨人の起爆剤となるか。18歳のさらなる飛躍に期待したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』