2023.08.19 18:00 | ||||
福岡ソフトバンクホークス | 3 | 終了 | 2 | 埼玉西武ライオンズ |
PayPayドーム |
昨季は55試合の登板で防御率1.12と圧巻の成績
ソフトバンクは19日、本拠地での西武戦に3-2で勝利。ノーヒッターの快挙に沸いた前夜の勢いを受け継いで2連勝とし、カード勝ち越しを決めた。
初回に幸先良く先制しながら4回に逆転を許したものの、先発した板東湧梧が6回2失点と試合を作り、打線が5回に2点を奪って逆転。終盤は藤井皓哉から松本裕樹、ロベルト・オスナとつないで1点のリードを守りぬいた。
中でも同日放送のCフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説陣から熱視線を注がれたのが、2番手として登板して7回の1イニングを10球で三者凡退に斬った藤井皓哉だった。
今季は先発としてシーズンをスタートしながら故障離脱もあり、戦線復帰後はリリーフを主戦場としている27歳の右腕。
番組に出演した谷沢健一氏は「左わき腹の故障があって中継ぎに転じて今日が8試合目でしたが、ストレートと持ち前のフォークボールがキレていましたね」と復活ぶりに太鼓判を押す。
斎藤雅樹氏も「本当に素晴らしかった」と投球内容について触れながら、「ケガをしましたけど、こうしてリリーフに入ったということは、リリーフが厚くなったということ」とし、持ち場の変更もチームにとってはプラスになるのではという見解を示した。
先発としても6月頭の時点で5勝(3敗)を挙げるなど奮闘を見せていたが、昨年は中継ぎとして55試合の登板で防御率1.12と圧巻の成績を残しただけに、今後は慣れ親しんだポジションで全開の働きに期待がかかる。
逆転優勝に向けたキーマンとなるか、リリーフとして再出発した8年目・27歳右腕の今後の投球に注目していきたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』