74年ぶりに球団新記録を樹立
中日は19日、敵地でヤクルトに2-3で惜敗。前カードから続く連敗が3に伸び、このカードの負け越しも決まった。
さらにもうひとつ、ファンにとって残念な出来事として挙げられるのが、リードオフマン・岡林勇希の“記録”が途切れてしまったこと。この日は5打数無安打3三振に終わり、7月11日のヤクルト戦から続いた連続試合安打が「29」でストップした。
29試合連続安打は、1949年に西沢道夫が打ち立てた「25試合」を抜く球団最長記録。74年ぶりにドラゴンズの歴史を塗り替えてみせ、1979年に高橋慶彦(広島)が樹立した日本記録「33試合」の更新にも期待がかかっていた。
19日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した球団OBの谷沢健一も「もうちょっと続くかなと思いましたけどね」と残念そうにコメント。それでも、「29試合というのはすごい記録ですよ」と続け、後輩の奮闘を称えた。
同じく番組に出演した斎藤雅樹氏から「谷沢さんが“22試合”だったのに29試合というのはすごいですよ」という声も挙がったように、高卒4年目・22歳にして数々の球団のレジェンド打者たちをごぼう抜きにしたことは事実。最後は谷沢氏も「ドラゴンズの新たな記録。当分破られないですよ」と改めて今回の記録の価値を強調した。
昨年は高卒3年目にして最多安打のタイトルを手にし、今季もここまで134安打はリーグトップ。竜の若き安打製造機には、もう一度と言わず二度、三度とこの記録に挑んでもらいたいところだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』