配置転換で好投続ける
オリックスが引き分けを挟んで5連勝。貯金を「25」とし2位・ロッテとのゲーム差を「8.5」に広げた。
打線は2回、押し出し四球で先制すると、7回には頓宮裕真の適時打で加点。9回には森友哉の犠牲フライで1点を奪い試合を決めた。投手陣はエース・山本由伸、山岡泰輔、平野佳寿の3無失点リレーで西武を完封。山本は7回5安打無失点で両リーグトップの12勝目を挙げた。
22日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、8回に2番手としてマウンドに上がり三者凡退で抑え3ホールド目を挙げた山岡の好投に注目。解説者の館山昌平氏は、「他のチームなら先発しているのでは」と番組MCの真中満氏からと水を向けられると、「山岡投手は18日(日本ハム戦)に9回から延長戦で3イニング投げたりとか、もう他球団にしたらズルいですよね。第2先発がここに来るかという」と、オリックスの“贅沢”な投手起用に言及。
「(先発投手が)リリーフになるとなかなか出力が出なかったりとか、短いイニングに絞られると球種が限られたりしまったりとか苦しくなったりもするんですけど、彼の場合はスライダー、チェンジアップ、ストレートも逆に生きてきた印象がありますよね」と、先月22日からリリーフに定着し、8試合で1勝2ホールド、防御率1.42と中継ぎとして好投を続けている右腕を賞賛した。
真中氏も「頼もしいですよね。ロングもいけるし、勝ちゲームもこうやって投げてくれますし。こういうピッチャーがいると本当に助かるんですよ。延長になれば山岡が一人で全部投げてくれる、そんな感じになりますから」と、いろいろな場面で計算の立つ山岡の貢献度を強調した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』