ハーラー単独トップの11勝目!
DeNAは24日、本拠地での広島戦に3-1で勝利。投打がかみ合い、ホームでの3タテを阻止した。
DeNA・東克樹と広島・床田寛樹、ともに10勝を挙げてハーラートップで並ぶ左腕同士の投げ合いとなったこの試合。序盤から打線の援護を受けた東は6回まで二塁を踏ませぬ好投でスコアボードにゼロを並べていく。
7回は一死二塁のピンチでマット・デビッドソンに適時打を浴びたものの、後続を切って7回1失点の力投。2点差の終盤はJ.B.ウェンデルケンから森原康平へとつないでリードを守り切った。
リーグ単独トップに躍り出る11勝目を挙げた東について、24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した井端弘和氏は「中5日でこのような投球をしたというのは、ベンチもありがたかったと思います」と連敗ストップに導く奮闘を称える。
番組MCを務めた球団OBの野村弘樹氏も「カープに2連敗した中で、3連敗はできない。非常に重要なマウンドだったと思いますが、そんな中で東らしさが出た」と後輩左腕の気持ちの強さを絶賛。
投球についても「右打者も左打者もインサイドは詰まる、外の変化球は泳がされる。しっかりと捕えさせないところが、やはり今年これだけ勝っているピッチャーだなと思いました」と頼もしさを強調しながら、「プレッシャーを感じながらのマウンドでこのピッチングは価値がある」と改めて称えた。
この勝利で球団の左腕としては25年ぶりとなる7連勝を達成。その先の“9連勝”の記録を持っている野村氏は最後に「今年やってもらわないと。10連勝目指して頑張ってほしい」とエール。
もう一度3位復帰、そして上位追撃へ。チーム浮上のカギを握る左腕のさらなる活躍に期待を込めた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』