五十嵐氏も驚く「タフさ」
DeNAは25日、敵地での中日戦に18-2で大勝。先発したトレバー・バウアーは8回・126球の熱投で今季10勝目を掴んだ。
序盤から援護をもらったバウアーは3回に3安打を浴びて1点を失い、5-1で迎えた6回裏にも龍空の適時二塁打で1点を返されたものの、味方打線が7回にも3得点。頼もしい援護を力に、8回を126球で投げきって仕事を終えた。
その後も勢いの止まらない打線が9回に一挙10点の猛攻。8回2失点のバウアーは今季10勝目を挙げ、球団の外国人投手としてはジョー・ウィーランド以来となる2人目の2ケタ勝利をマークした。
25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた高木豊氏は「10勝ということで、最多勝の可能性もありますよね」とし、「中4日で投げていけばあと7回投げられる。ほかの投手が中6日で回ると5回なので、2試合多く投げられる」と登板間隔の短さにも注目しながらタイトル獲得にも期待を寄せた。
同じく番組に出演した五十嵐亮太氏は「中4日で回るとだいたい100球前後となるんですが、彼の場合は違う。ここ6試合を見てもすべて100球超えで、そのうち3試合は120球超えなんです」と右腕のタフさを強調しながら、「こういった結果を見ていると、毎日でも投げてもらいたいですよね」と頼もしさを称えた。
最後に高木氏は「沢村賞も考えられますよね」と、日本球界における先発投手最高の栄誉の可能性まで示唆。MLBでサイヤング賞を獲得した男が、日本で沢村賞まで手にすることになるのか。今後の登板にも注目が集まる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』