29日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人－広島』で解説を務めた江本孟紀氏が、巨人・山﨑伊織の5回の失点について言及した。

　4回まで無失点に抑えていた山﨑は5回も簡単に2アウトとする。二死走者なしから田中に2ボール2ストライクからインコースに投じた6球目、球審が少し時間を置いてからボールとコールする。これに江本氏は「アンパイア今考えすぎじゃない」とチクリ。山﨑は続く7球目のストレートが外れ四球を与えてしまった。

　江本氏は「1球でゲームが変わってくる。ストライクと言っておけばいいものがボールと言った瞬間にゲームの流れが変わってくる。野球というのはそういうのの繰り返しできていますよ」と指摘すると、山﨑は続く小園海斗にライトへ適時二塁打を浴びた。

　江本氏は「それを今心配したんですよ。あえてわざと話をしたんです。野球というのはアンパイアの1球が、アンパイアから見たらボールだったかもしれないですが、あれをストライクと言って誰も文句を言わないですよ」と話し、イニング終了後にも「際どいところで勝負するんだからストライクと言って欲しかったね。何度も経験していますよ。これがストライクかというのもありましたけど、どちらかと言ったら割合から言えばストライクがボールと言われたほうが多いです。アンパイアがボールと言ったら仕方がないけど、ピッチャーがそういうことと勝負している」と山﨑伊織を思い遣った。

（ニッポン放送ショウアップナイター）