2023.08.30 18:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 1 | 終了 | 2 | 広島東洋カープ |
京セラD大阪 |
「投手からしたら凄く助かる」
広島は30日、巨人との試合(京セラD大阪)に2-1で勝利。先発の大瀬良大地が6回無失点の好投をで6勝目を挙げ、さらに二塁手・菊池涼介が再三の好守を見せチームを勝利へ導いた。
1点リードで迎えた4回、大瀬良は先頭の4番・坂本勇人の左前打をきっかけに一死二・三塁のピンチを招くと、7番・岡田悠希に痛烈な打球を一・二塁にはじき返されるも二塁手・菊池が捕球し、そのまま自ら一塁ベースへ猛ダッシュを見せ滑り込み、走者の進塁を許さずにアウトを奪う。さらにピンチは続き二死満塁の場面で、9番・菅野智之の打球は大瀬良のグラブを弾き二塁手・菊池の方向へ。菊池は弱くなった打球に対して前進すると、グラブを使わずに素手で捕球し、そのまま一塁にランニングスロー。間一髪のタイミングでアウトになり大ピンチを見事無失点で切り抜けた。
さらに菊池は6回の守備でも、6番・大城卓三が放った一・二塁間へのヒット性の打球をダイビングで捕球し回転しながらの送球でアウトにするビッグプレーを見せた。菊池の再三の好守に助けられた大瀬良は6回96球、3安打4奪三振4四球の無失点と好投を披露し、見事6勝目を挙げた。
好守備を連発した菊池について、30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の斎藤雅樹氏は「普通だったらアウトにできないような打球をアウトにしちゃうわけですから素晴らしかったですね。投手からしたら凄く助かりますし、菊池からしたら当たり前のプレーだと思いますね。捕球ができても送球がなかなかできないと思うので、それを簡単にやってのけるのが菊池の凄さかなと思いますね」と菊池の守備を手放しで称賛。
また同番組に出演した解説者の福留孝介氏は「素手で捕球して送球ができるこのボディーバランスですよね。これはもう菊池しかできないプレーだと思いますね。私が現役の時にもヒット性の打球を、菊池選手の好守でかなりの数を損していると思いますよ」と現役時の話を交え、菊池の守備を大絶賛した。
10年連続ゴールデングラブ賞を獲得している菊池の守備に解説陣も舌を巻いて称賛した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』