2023.08.31 18:00 | ||||
福岡ソフトバンクホークス | 1 | 終了 | 0 | オリックス・バファローズ |
PayPayドーム |
20歳差左腕対決を制す
ソフトバンクは31日、本拠地でのオリックス戦に1-0でサヨナラ勝ち。先発の42歳・和田毅が7回無失点の好投、さらには「1番・遊撃」でスタメン出場した今宮健太がサヨナラ打を放ち、見事カード勝ち越しを決めた。
今季16度目の先発となった和田は、初回から宗佑磨と中川圭太を連続三振に抑えるなど完璧な立ち上がりを披露。その後も好調・オリックス打線を巧みな投球術で封じ、スコアボードに0を並べていく。
7回まで三塁を踏ませない投球を見せた大ベテランは、7回を103球で3安打7奪三振無失点に抑える好投。和田の好投になんとか応えたい打線は0-0で迎えた9回、8番・三森大貴の右前打をきっかけに二死二塁のチャンスを作ると、今宮がオリックス3番手・平野佳寿のフォークを上手くすくい上げて右中間へ。見事なサヨナラ打となり、今宮はチームメイトからの手荒い祝福を受けた。
劇的なサヨナラ打を放った今宮について、31日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の江本孟紀氏は「あのサヨナラ打は和田が打たせてくれた一本だと思いますね。“この試合は何とか勝って和田の好投を報いたい”という気持ちがバットに乗って、良いバッティングができましたよね」とし、勝ち星こそプレゼントすることは叶わなかったものの、和田の好投に応えた一打だったとコメント。
続けて、和田については「対戦投手の宮城(大弥)に負けないぞという気迫が感じられました。ボールもキレがありましたし、ここぞという場面では低めに制球できていました。素晴らしい投球でしたね」とベテランの投球を絶賛した。
また、同じく番組に出演した解説者の館山昌平氏は、同学年の和田について「年々進化しているという言葉が合っているのか分からないですけど、この年齢になっても球にスピードがありますし、低めの制球力がとても良いですよね」と手放しで称賛。
チームをを長く支える投打の2人の活躍により、3カードぶりの勝ち越しを決め勝率5割に復帰したソフトバンク。8月は10勝14敗と苦しんだものの、最終日にベテランの活躍で接戦をものにした。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』