2023.09.01 18:00 | ||||
北海道日本ハムファイターズ | 3 | 終了 | 0 | オリックス・バファローズ |
エスコンF |
「中嶋監督の顔は渋くなっていましたね」
日本ハムは1日、本拠地でのオリックス戦に3-0で勝利。「5番・捕手」でスタメン出場した伏見寅威が打っては先制弾、守りでは先発した上沢直之を完封勝利に導く好リードを見せて快勝に貢献した。
相手の先発は昨年まで何度もバッテリーを組んでいた山﨑福也。かつての盟友と対峙した2回先頭の第1打席、3ボール・1ストライクから5球目の速球をフルスイングすると、打球は大きな放物線を描いてレフトスタンドへ。今季第3号の一発は、古巣相手に放ったはじめての本塁打となった。
伏見の一発で勢いづいた日本ハムは、その後も3回に清宮幸太郎が適時打を放ち、8回には万波中正の適時打で加点。投げては先発・上沢は9回・114球の熱投でオリックス打線をシャットアウトし、今季2度目の完封勝利を挙げた。
試合後、お立ち台に上った伏見は「オリックス・バファローズとの試合でヒーローになるというのが僕の中で恩返しだと思っていたので、今日こうやってヒーローになれて嬉しいです」と笑顔。
同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』には、現役時代に伏見とプレー経験がある坂口智隆氏が出演。この日の伏見の活躍には「古巣って、意外とやりづらかったりもするんですよ。“自分のことを全部知っているんじゃないか……”という」と移籍を経験した選手ならではの心理について解説しながら、「恩返しできたと思いますよ」と見事に結果を残した後輩を称えた。
また、番組MCの高木豊氏は「伏見の表情は素晴らしいものでしたが、中嶋監督の顔は渋くなっていましたね」とコメント。2日の試合も連日の“恩返し”となるのか、はたまたオリックス側が何か対策を講じて臨むのか。伏見vsオリックスに注目だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』