斎藤雅樹氏も「本当に素晴らしいバッター」と脱帽
DeNAは2日、本拠地での巨人戦に13-4で大勝。連勝を4に伸ばし、このカードも2連勝でカード勝ち越しを決めた。
14安打・13得点と爆発した打線の中で、特に存在感が光ったのが「5番・三塁」で先発出場した宮﨑敏郎だ。8月19日の阪神戦を最後に戦列を離れ、9月1日のこのカード初戦で復帰したばかりの34歳だが、復帰弾を含む2安打と躍動した1日の試合に続いて、この日も初回からライトへ適時二塁打を放って打点をマークする。
さらに2回二死一・二塁の第2打席でもレフトへの適時打を放ち、5-3で迎えた6回裏の第4打席では二死一塁から2試合連発となる19号2ラン。この日は4打数3安打4打点の大暴れでチームの大勝に貢献した。
2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した大矢明彦氏は、宮﨑について「打ち方を見ていると手首が柔らかくて、変化球でも速い球でも自分の懐に入れてきる。打つ方向をしっかりと決めてね」と天才的なバッティングを解説。
続けて「牧(秀悟)一人が担っていたところに宮﨑が帰ってきて、これだけ働いてくれると打線の厚みが倍になりますよね」と語り、好調をキープしている4番の後に帰ってきた宮﨑が座ることの意味を強調した。
同じく番組に出演した斎藤雅樹氏も「宮﨑ひとりにやられた感じですよね」と、巨人OBの視点からその存在感の大きさについて言及。「難しい球なんですが、かんたんに打ちますよね。本当に素晴らしいバッター」と脱帽した。
これで宮﨑復帰後は2試合で計22得点と、一気に“マシンガン”ぶりを取り戻したDeNA。最終盤のセ・リーグに旋風を巻き起こすか、9月はDeNA打線に要注目だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』