2023.09.03 17:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 7 | 終了 | 8 | 読売ジャイアンツ |
横浜 |
痛恨の逆転負け…
濱口遥大の乱調もあり、1-4の劣勢で迎えた2回裏、無死満塁で三浦監督は濱口に代打・知野直人を送り早仕掛けが功を奏し、グランドスラムで一気に逆転に成功。その後も2点を追加した7-4の場面から三浦監督がマウンドに送ったのは8月13日に一軍デビューを果たしたばかりで、昨日からの連投となる宮城滝太。ゲームの動き続けている難しいところで、好調の岡本和真を含む3人を空振り三振に斬り捨てると、計3イニングを2失点とリードを保ったままバトンを渡す好投を披露した。
その後はDeNAのリリーバー陣が踏ん張り、8回2死となったところで宮﨑敏郎がサードゴロを悪送球。ここから流れが一変。エドウィン・エスコバーは丸佳浩にタイムリーを打たれ同点にされた。
8回のピンチを抑え回をまたいだ上茶谷大河は、2死から四球とセカンドの牧秀悟が追いついたと思われた飛球を取れずにピンチを招くと、門脇誠に決勝タイムリーを浴びてしまった。
試合後三浦監督は「2回までは非常にいい形で行けましたけど、そのあと追加点が取れなかった」とまず攻撃面を嘆き「きっちりアウトに出来るところをしていかないと、こういう展開になりますね」と終盤に出たミスを悔やんだ。
濱口を早めに降ろしたことには「展開的にも内容的にも良くなかったので、早めに攻撃の方に向かいました」と説明し、上茶谷には「負担のかかっている中でのイニングまたぎ、しんどい場面で抑えた中でまたいでもらったので、上茶谷には負担をかけすぎた」と申し訳なさげに振り返った。
ただ知野には「なかなか出番がない中で、最高の仕事をしてくれた」とし、3回を投げ切った宮城にも「良かったと思います。失点はしましたけど結果を出した」と評価したが「若い選手が結果を出して、勝ちに繋げられれば良かったんですけどね。申し訳なかったと思います」と指揮官として責任をかぶっていた。
来週の2位広島との直接対決に「今日はミスもあったので、もう一度集中して来週戦っていきたいと思います」と気を取り直した指揮官。ここからの勝負どころで、もうミスは許されない。
取材・文=萩原孝弘