2回に先制ソロを放ち、ダイヤモンドを一周する鈴木誠也

○ カブス 5 - 0 ジャイアンツ ●
<現地時間9月4日 リグリー・フィールド>

 カブスの鈴木誠也外野手(29)が4日(日本時間5日)、本拠地でのジャイアンツ戦に「6番・右翼」で先発出場。メジャー自己最多を更新する決勝の15号ソロを放つなど、2安打3打点の活躍でチームを連勝に導いた。

 両軍無得点で迎えた2回、一死無走者でジャイアンツのエース右腕・ウェブと対戦。カウント1-2後の高め直球を捉えた打球は、速度106.2マイル(約171キロ)、飛距離432フィート(約132メートル)で右中間席に着弾する先制アーチとなった。14号ソロを放った1日(同2日)のレッズとのダブルヘッダー第1戦以来、4試合ぶりの一発。メジャーでのシーズン15本塁打は、渡米1年目の昨季を上回る自己新記録となった。

 1-0のまま迎えた7回の第3打席は、一死二塁の好機でウェブと3度目の対戦。カウント2-2後のチェンジアップをコンパクトに捉えた打球は、右中間を真っ二つに破る適時二塁打となった。4点リードで迎えた8回の第4打席は、二死二、三塁で2番手右腕・ベックと対戦。フルカウント後のスライダーを引っかけたが、ボテボテゴロを捕球した三塁手は、一塁には送球せず三塁ベースに向かってきた二走・スワンソンを最後は追いかけながらタッチ。この間に三走・ベリンジャーが5点目となるホームを踏み、鈴木の打撃結果は三ゴロながら3打点目が記録された。

 この日の鈴木は、先制、中押し、ダメ押し打を放ち、4打数2安打3打点の大活躍。2戦連続マルチ含む5試合連続安打をマークし、打率は.267、OPSは.790にアップした。

 カブスは投げても、先発左腕・スティールが8回2安打無失点の快投を見せリーグトップに並ぶ16勝目(3敗)。完封リレーでの2連勝で貯金は10となった。この日は同地区首位のブリュワーズが敗れたため2.5差に接近。ワイルドカード争いでは上位4チームが揃って勝利したため、カブスの同2位は変わらず。

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ベースボールキング編集部

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