勝ちパターンの継投がまたも失敗
2位の広島を追う3位DeNAが痛恨のサヨナラ負け。直接対決で敗れ、ゲーム差を5に広げられた。
ゲームは4回に牧秀悟のソロで先制するも、今季初先発の坂本裕哉とあとを継いだ田中健二朗がともに2失点で逆転を許す。しかし8回、桑原将志が値千金の3ランで同点にすると、9回には山本祐大が押し出し四球をもぎ取り5-4と勝ち越しに成功した。
逃げ切りを計ったDeNAだったが森原康平が2アウトから野間峻祥のセカンドへの内野安打で同点とされ、10回には山﨑康晃がまたもや2アウトから連続四球後、堂林翔太にサヨナラ打を決められ痛い星を落とした。
5日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた谷繁元信氏は「勝ちパターンのピッチャーで逆転負け。この前の日曜日も後ろがやられている」とリリーフ陣の“綻び”に言及。
解説者として出演した江本孟紀氏は「難しいけれどもメンバーは決まっているので、ちょっと順番を変えたりしたほうがいいのでは?」とし森原から山﨑への同タイプのリレーに「違うタイプを挟むとかね」と提案すると、もう一人の解説者の谷沢健一氏も「左を挟むとかね」と同意した。
また「森原を見ていると終始ニコニコして投げているでしょ。抑えとしてこれで締まるのかと思わなくもないよね。三浦監督も苦肉の策で任せているけれども」と抑えの特性に疑問視。すると谷繁氏は「僕はウェンデルケン。森原とかの前を投げて、ほぼ抑えているんで」と現在セットアッパーの助っ人を推すと、谷沢氏も「ダイヤモンドバックスでは後ろで投げていたからね」とし、江本氏も「マジでいい球投げていたから」と全面的に賛成していた。
逃げ切れず僅差のゲームを落としてしまっているDeNA。他球団に恐れられた強固なブルペン陣の再構築が急務となってきた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』