バックスクリーン越えの驚愕弾
ヤクルトが巨人との東京ダービーに快勝。連敗を4で止めることに成功した。
開始10分で中断になるなど波乱含みでスタートしたゲームは、両軍チャンスを作りながらも得点できないジリジリとした展開に。
しかし5回に巨人が岡本和真のタイムリーで均衡を破ると、ヤクルトは1点を追う6回に、村上宗隆がセンターバックスクリーンを越える驚愕弾で追いつくと神宮球場のムードが一変した。
続くドミンゴ・サンタナのボテボテの当たりが内野安打となるなどツキもヤクルトに味方すると、長岡秀樹と青木宣親のタイムリー二塁打、内山壮真にもタイムリーが飛び出し、この回一挙4得点のビッグイニング。そのまま試合を優位に進め、4-2のスコアで巨人に勝利した。
6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満氏は「序盤チャンスで打てなかった村上の一発もありましたけど、その後の攻撃なんですよね、タイムリーを3本続けて打てたというところなんですけれども。こういう点数の取り方をすると打線も繋がりが出てくる」と畳み掛けた攻めを称賛。
解説として出演した鳥谷敬氏は「村上選手が打つと、チームの雰囲気や流れが変わるということを、改めて感じる試合となりましたね」と昨年の三冠王の存在感を再確認。代打でタイムリー二塁打で追加点を挙げた青木宣親にも「いいところで打ちましたね。まだまだ頑張る歳です」と42歳の同級生の活躍に目を細めた。
得点はこの6回のみだったが、見事な集中打で巨人を下したヤクルト。この勢いでカード勝ち越しを狙っていく。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』