2023.09.07 18:00 | ||||
広島東洋カープ | 1 | 終了 | 3 | 横浜DeNAベイスターズ |
マツダスタジアム |
野村弘樹氏以来で30年ぶり、球団左腕最多タイの9連勝
DeNAは7日、敵地での広島戦に3-1で勝利。先発した東克樹は116球の熱投で9回を一人で投げ抜き、ハーラートップを独走する今季13勝目を掴んだ。
個人8連勝と快進撃を続ける27歳の左腕は、1-0とリードして迎えた3回裏に末包昇大のソロで同点に追いつかれるも、安定感抜群の投球でこの日も投球イニングを伸ばしていく。
6回表に桑原将志が勝ち越し弾を放ち、8回には桑原の2打席連発で3-1とリードを少しずつ拡大すると、東はそのまま9回も続投。走者を出しながらも最後は代打の松山竜平を3球で空振り三振に仕留め、一人で27個のアウトを奪った。
チームの連敗を3で止める快投。それも連日の延長戦で疲弊したリリーフ陣を休ませるという価値ある投球に、7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した田尾安志氏も「打者目線からすると、もうどうしたらいいのかと。本当に打ちづらい投手」とお手上げ状態。
東の強みについても「素晴らしい真っすぐにコントロールも良い。そこに抜き球、チェンジアップもうまく使えて左打者にはスライダーもありますから」と語れば、同じく番組に出演した坂口智隆氏は「緩急ももちろんですが、球持ちが良い。打者からすると変化球かなと思っていたら真っすぐが“飛んでくる”という感じだと思います」とし、解説陣は投球術に加えて投球メカニックの部分にも注目した。
また、これで個人9連勝となり、球団の左投手では野村弘樹氏以来で30年ぶりというオマケもついてきた。
その野村氏はこの日MCとして番組に出演しており、後輩の活躍に「僕としても嬉しいですし、10連勝・11連勝と行ってもらいたい」と笑顔。
最後も「ローテーション的には残り3試合くらいかなと思うので、全部勝ってもらいたい」と締め、チームを引っ張る左腕へエールを送った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』