「調子が良くなると止まらない選手」

　広島の堂林翔太が7日、本拠地でのDeNA戦に「5番・左翼」で先発出場。難敵・東克樹から3安打を放つなど、8月に続いて9月も好調をキープしている。

　まずは2回の第1打席、東のカットボールを上手く捉え中前に運ぶチーム初安打を放つと、4回の第2打席でもレフトへの安打を放って出塁。3打席目は左飛に倒れるも、9回二死で迎えた第4打席では詰まりながらもレフト前に落とす安打で、この3連戦は計15打数8安打と打ちまくった。

　8月も月間打率.371で5本塁打、13打点と活躍が目立った32歳。9月に入ってもその勢いは衰えることなく、まだ6試合終了時点とはいえ打率.423（26－11）と驚異的な活躍を見せている。


　7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の田尾安志氏も「すごく調子が良いですよね」と背番号7の活躍に目を見張りつつ、「デビッドソンも一発があって魅力ある選手ですが、対戦投手によって打てる・打てないの差が激しいところがある。今だったら4番に堂林でも良いんじゃないかなと思います」と4番起用を提案した。

　同じく番組に出演した坂口智隆氏も「調子が良くなると止まらない選手ですよね」としたうえで、「立ち姿が良い。足を上げた時にしっかりと真っすぐ立てている時は調子が良いので怖い打者ですね」とフォームに現れる現状の充実ぶりに太鼓判を押す。

　勢いのままに、8日からはじまる首位・阪神との直接対決3連戦へと乗り込んでいくことができるか。絶好調な“鯉のプリンス”から目が離せない。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』