巨人・坂本勇人 (C) Kyodo News

◆ 解説陣も太鼓判「サードも似合ってますね」

 巨人は7日、ヤクルトとの試合(神宮)に5-2で勝利。「5番・三塁」でスタメン出場した坂本勇人は17号2ランを含む2安打&好守でチームのカード勝ち越しに貢献した。

 体調不良による特例抹消から3試合ぶりに復帰を果たした坂本。しかし、この日はプロ17年目にして初めて三塁の守備につくという新たな挑戦がついてきた。

 すると1点リードの4回、二死二塁と同点のピンチにドミンゴ・サンタナの強いゴロが三塁線を襲うも、滑り込みながら見事に捕球。立ち上がって一塁に正確なワンバウンド送球で同点の危機を防ぐ好守備を見せる。

 さらに1点リードの9回表、一死一塁の場面で打席を迎えた坂本はヤクルト2番手・高梨裕稔が投じた低めの真っすぐを完璧に捉え、打球は左中間スタンドへ。豪快に放った一発は勝利を決定づける17号2ランとなった。

 3試合ぶりの復帰戦で本塁打&好守と活躍を見せた坂本について、7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の坂口智隆氏は「やっぱり三塁守備も上手かったですよね。守備は少しでも景色が変わると打球とのタイミングも変わってきて難しいと思うんですけど、いきなり好プレーもできるのはさすがだなと思いましたね」と語り、新境地でも好守をみせた坂本のプレーを絶賛。

 また、同じく番組に出演した解説者の田尾安志氏も「サードも似合ってますね」としたうえで、「ショートの守備に比べたら守備範囲は多少狭くできますし、体の負担を考えたらこれからサードでも良いんじゃないかと思いますね」と今後の三塁起用についても見解を述べた。

 通算2081試合目にして、初めて三塁の守備についた背番号6。34歳ベテランの新境地での活躍にも目が離せない。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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