ロッテの育成ドラフト1位・吉川悠斗は、ちょうど1カ月前の8月9日の日本ハム二軍戦で実戦デビューを果たした。
3-1の6回に登板し、1回・20球を投げ、0安打、1奪三振、無失点に抑えた。初登板を振り返って吉川は「ちゃんとストライクが取れたので、それは良かったんですけど」と自己評価しながらも、「王柏融選手に10球くらい粘られた。もうひと伸び足りないというか、もうひと押し足りない感じがあったので、そこはこれからもうちょっと球の威力と当てられない球というか、簡単に粘られている感じだったので、そういうのはなくしていければなと思います」と反省した。
11球粘られながらも、王柏融を146キロのストレートで空振り三振に仕留めている。三振に打ち取ったが、もう少し早く抑えたかったということかーー。
「粘られ、フルカウントまで行ってしまった。ストライクを入れに行こうというのがあったので、カウントに余裕がある時に仕留めたかったというのはあります」。
続く梅林優貴に対し2ボール2ストライクから8球目の146キロストレートで右飛、最後は郡拓也を145キロのストレートで中飛と、初登板という緊張感の中、三者凡退で終えた。
初登板を終えて「マックス147キロだったんですけど、高校の頃より体つきというか良くなって、出力が上がってきた。出力が出るとわかったので、出力を出すためにどういう準備をしていくかというのが必要になってくるのかなと思います」と課題点と収穫点を口にした。
「まず体を大きくすることを第一にやっています。それと並行して体幹を鍛えられるようにしています」。
近年の高卒新人と同じように、プロ1年目は主にプロで戦うため、体づくりをメインに行っている。
6月に取材を行った時には「数値、体重とかは毎日計っているんですけど、そういうのを見ても体重が増えているなというのもあります。入った時が80キロ弱で85キロくらいまで増えました。最近(6月時点)停滞気味なんですけど、キャンプの時に急に増えて、それもあってトータルで見たら増えたかなと思います」と、6月取材時点でプロ入りから5キロアップ。「ピッチングも強い球がいく日が増えたなというのがあるので、目に見えてというか、自分の中では(成果が)現れているのかなと思います」と成長を実感していた。
将来を見据えて体づくり、トレーニングができているのか訊くと、「今のところはできていると思います」とキッパリ。「一番あるべき姿は一軍で活躍することだと思っていますし、そのためにこの数年間はしっかり二軍で経験を積んで、体を鍛えて数年後の準備ができたらと考えています」。
ブルペンでは「強い球をしっかり放るというのが第一にあるんですけど、毎日練習があって疲れとかもあって、そういう中でもしっかり伸びるボール、質の高いボールを意識してやっています」と6月の取材で話していたが、現在は「まだ失速気味のボールが多いんですけど、ちょいちょいすーっといく球が増えてきたので、そこはいいかなと思います」と自己分析した。
「まだ1年目なのでしっかり準備して1試合1試合投げるだけだと思うので、しっかり準備していけたらなと思います」。数年後、支配下選手となって一軍で活躍するため、今は“準備”、“土台”を固めていく。
取材・文=岩下雄太
3-1の6回に登板し、1回・20球を投げ、0安打、1奪三振、無失点に抑えた。初登板を振り返って吉川は「ちゃんとストライクが取れたので、それは良かったんですけど」と自己評価しながらも、「王柏融選手に10球くらい粘られた。もうひと伸び足りないというか、もうひと押し足りない感じがあったので、そこはこれからもうちょっと球の威力と当てられない球というか、簡単に粘られている感じだったので、そういうのはなくしていければなと思います」と反省した。
11球粘られながらも、王柏融を146キロのストレートで空振り三振に仕留めている。三振に打ち取ったが、もう少し早く抑えたかったということかーー。
「粘られ、フルカウントまで行ってしまった。ストライクを入れに行こうというのがあったので、カウントに余裕がある時に仕留めたかったというのはあります」。
続く梅林優貴に対し2ボール2ストライクから8球目の146キロストレートで右飛、最後は郡拓也を145キロのストレートで中飛と、初登板という緊張感の中、三者凡退で終えた。
初登板を終えて「マックス147キロだったんですけど、高校の頃より体つきというか良くなって、出力が上がってきた。出力が出るとわかったので、出力を出すためにどういう準備をしていくかというのが必要になってくるのかなと思います」と課題点と収穫点を口にした。
体づくり
「まず体を大きくすることを第一にやっています。それと並行して体幹を鍛えられるようにしています」。
近年の高卒新人と同じように、プロ1年目は主にプロで戦うため、体づくりをメインに行っている。
6月に取材を行った時には「数値、体重とかは毎日計っているんですけど、そういうのを見ても体重が増えているなというのもあります。入った時が80キロ弱で85キロくらいまで増えました。最近(6月時点)停滞気味なんですけど、キャンプの時に急に増えて、それもあってトータルで見たら増えたかなと思います」と、6月取材時点でプロ入りから5キロアップ。「ピッチングも強い球がいく日が増えたなというのがあるので、目に見えてというか、自分の中では(成果が)現れているのかなと思います」と成長を実感していた。
将来を見据えて体づくり、トレーニングができているのか訊くと、「今のところはできていると思います」とキッパリ。「一番あるべき姿は一軍で活躍することだと思っていますし、そのためにこの数年間はしっかり二軍で経験を積んで、体を鍛えて数年後の準備ができたらと考えています」。
ブルペンでは「強い球をしっかり放るというのが第一にあるんですけど、毎日練習があって疲れとかもあって、そういう中でもしっかり伸びるボール、質の高いボールを意識してやっています」と6月の取材で話していたが、現在は「まだ失速気味のボールが多いんですけど、ちょいちょいすーっといく球が増えてきたので、そこはいいかなと思います」と自己分析した。
「まだ1年目なのでしっかり準備して1試合1試合投げるだけだと思うので、しっかり準備していけたらなと思います」。数年後、支配下選手となって一軍で活躍するため、今は“準備”、“土台”を固めていく。
取材・文=岩下雄太