【東京六大学野球・秋季リーグ戦】
○ 慶大 3 - 2 立大 ●
(9日・神宮)
4季ぶりのリーグ優勝を狙う慶大は立大に競り勝ち、4つの引き分けを挟んで立大戦18連勝を飾った。3季連続で開幕マスクを被った宮崎恭輔捕手(4年・國學院久我山)が決勝弾を放つなど、2安打2打点と躍動した。
ボールを叩き潰すような破壊音が響いた。2点リードの3回一死で迎えた第2打席。相手先発・池田の2球目、高めに甘く入った143キロ直球を見逃さなかった。「いつもより逆方向を捉えた感触があった」。長い滞空時間を経て、宮崎の打球は右翼フェンスをギリギリで越えた。神宮では自身初となる逆方向へのアーチは、試合を決める一発となり「あそこまで伸びるとは思っていなかったので、入ってくれてよかったです」と胸を張った。
刺激を力に変えた。夏の甲子園では慶應義塾高が107年ぶりに全国制覇を成し遂げた。宮崎自身は國學院久我山高出身だが、「いい刺激は受けていますし、自分たちも優勝したいという気持ちが強くなった」。慶大は21年に春秋連覇を達成した後、3季連続で優勝から遠ざかっており、「(明大の)4連覇は阻止したい。慶應高校が優勝しましたし、今年は慶應の年にしようということで、優勝を目指して頑張りたい」と4季ぶりのリーグ制覇を照準に定めた。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)
○ 慶大 3 - 2 立大 ●
(9日・神宮)
4季ぶりのリーグ優勝を狙う慶大は立大に競り勝ち、4つの引き分けを挟んで立大戦18連勝を飾った。3季連続で開幕マスクを被った宮崎恭輔捕手(4年・國學院久我山)が決勝弾を放つなど、2安打2打点と躍動した。
ボールを叩き潰すような破壊音が響いた。2点リードの3回一死で迎えた第2打席。相手先発・池田の2球目、高めに甘く入った143キロ直球を見逃さなかった。「いつもより逆方向を捉えた感触があった」。長い滞空時間を経て、宮崎の打球は右翼フェンスをギリギリで越えた。神宮では自身初となる逆方向へのアーチは、試合を決める一発となり「あそこまで伸びるとは思っていなかったので、入ってくれてよかったです」と胸を張った。
刺激を力に変えた。夏の甲子園では慶應義塾高が107年ぶりに全国制覇を成し遂げた。宮崎自身は國學院久我山高出身だが、「いい刺激は受けていますし、自分たちも優勝したいという気持ちが強くなった」。慶大は21年に春秋連覇を達成した後、3季連続で優勝から遠ざかっており、「(明大の)4連覇は阻止したい。慶應高校が優勝しましたし、今年は慶應の年にしようということで、優勝を目指して頑張りたい」と4季ぶりのリーグ制覇を照準に定めた。
取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)